「解った!と思った瞬間に新たな疑問湧く宇宙とはいったいなにものだろう?
「それはともかく 過去も未来も」
「私の思いだけで変化させられるものなのか試してみよう」
「そうすれば究極の疑問も・・・・・・・
・・・・きっとこの理解が正しいことが証明できるわ」
{過去を変えると戻すのが面倒だから まずは近未来を変えてみよう}
ももこは元の宇宙に戻りバーチャル体験マシンに横たわった自身の呼吸を
自から意思で止めた。
心臓の鼓動はだんだんと遅くなり、9分後には完全に停止した。
あと30分もすれば脳細胞も死滅するだろう。
{ごめんね 明菜ちゃん 美香ちゃん さようなら・・・・}
バーチャル体験マシンのモニター画面には ももこの脳細胞が死滅していく
様子がリアルに投影され続けた。
錯乱の白から怒りのグレー、次に至高のピンクに変わり最後は左脳から活動
停止の黒が浸潤し始め、右脳そして小脳まで拡大し蝕んでいった。
50分後には脳全体が漆黒に支配された。
ももこは自らの未来を脳死へ導いて閉じたのである。
明菜は只ならぬ気配に浅い眠りから覚め その様相を呆然と眺めていた。
時間は ももこが時空の旅へ出かけた時から僅か2時間も経過していない。
我に戻った明菜は泣きながら110番にその旨を伝えた。
7分もしないうちに、パトカーと救急車が到着し8~9の男性が無遠慮
に押し入ってきた。
駆けつけた検視の医師により、その場で ももこの心肺停止が確認された。
そして明菜は午前0時49分に殺人容疑で緊急逮捕された。
その後留置所では連日精神的拷問に近い過酷な尋問を受け、遂に捜査官が
筋書きを描いた計画的悪質殺人(第一級殺人罪)を認めサインした。
公判の法廷では更に明菜の人格も基本的人権までズタズタにされた。
「被告 沢口明菜は、被害者である西崎ももこを自分で特注した特殊SM
マシンに縛り付け、大量の薬剤を浣腸した上に過度の性的刺激を与えて
被害者である西崎ももこを心不全に陥れた」
「その動機は極めて身勝手な嫉妬心でありーーーーーーーーーーーーー」
検察側の論告・求刑は1時間にも及び、その間にも、倒錯した性癖、SM、
浣腸プレイ、同性愛、身勝手な嫉妬心、など50回以上も繰り返し執拗に
強調された。
まるで浣腸嗜好の変態男が明菜に擬似浣腸拷問を課しているようでもある。
「ーーーーーーよって被告 沢口明菜の極刑を求むるものであります」
横浜地方裁判所第9法廷は、最初の裁判員裁判での極刑裁判と言うことで
市民裁判員やマスコミ、多数の傍聴人の好奇の視線と熱気でどよめいた。
その後の国選弁護人側が法律上の弁護意見を述べても誰一人として明菜
のえん罪を疑う者はいなかった。それは無理もない話だった。
検察官の巧みな情報漏洩操作によりTVや有力新聞も一面で扱うほど公判
は注目され加熱しており、劇画調の冒頭陳述に明菜の自白も取ってあり、
有罪の無罪よりで世間の興味は極刑か終身刑かの予想で持ち切りだった。
あるF系TVは特集番組で美人同性愛女性のSMや浣腸プレイその果ての
嫉妬による計画殺人と冠した90分再現ビデオまで製作し視聴率をオーム
事件以来の事件で初めて更新していた。
特番の中盤ではどこの局でも判を押した様に、無名の大学教授が出演し
SMや浣腸プレイに走る捩れた心理を自信たっぷりに解説していた。
明菜は第1回公判が終わった日の夜更けに、拘置所の薄汚い毛布を頭から
被り、口で裂いた服を喉に詰め込んでえん罪を背負ったまま命を絶った。
{ももちゃん ごめんね}
{明菜もすぐ其方に逝くからね!}
すでに涙も涸れ果てた明菜を救うかのように優しく安らぎが包んだ。
美香は明菜のえん罪を知るだだ一人の証人だっが、明菜を庇うほどに世間
の嫌がらせが増徴していき、病院にまで及ぶ至り勤先の病院の理解あった
医長にまで依願退職を迫られた。
美香は止む無く逃げるように病院を去った。
ーーーーーーーーーーーーー35年後ーーーーーーーーーーーーーーーー
35年前に看護士の職を失った美香は、世間の目を逃れ野草のようにひっそ
りと山奥で息を殺して暮らした。
それでも明菜と ももこのSMと浣腸プレイに加わった変態ナースとの噂は
15年経っても週刊誌やネット上で取り扱われ中傷に晒され住まいまで追跡
され転居も数えきれないほどだった。
ある嵐の夜、5人の若い男に押し入られ縛られて大量グリセリン浣腸をされ
前と肛門を同時に犯されされた挙句に、なけなしの僅かな退職金の残金まで
奪われた。
更に運悪く皮肉にもその男達の精液により妊娠までしてしまったのである。
堕胎する費用もなく、ひとり山奥のあばら屋で女児を出産した。
その後の人生もは幼い女児を抱えた住所なき若い母親のは、想像を絶する
壮絶な苦難が待ち受けていた。
17年後 美香は長年の苦労も祟り肝臓癌を患い苦しんだ末に他界した。
ともみと名付けられた、美しい娘は母美香の遺留品の整理をしている時に、
17年前に母親を縛り上げ浣腸プレイの果てに交互に肛門まで犯している
5人の獣達の写真を見つけた。
そこに同梱された小さな手帳には、明菜とももこの友情のことや、無実の
明菜が母親の本名である美香を庇護したまま拘置所で自ら命を絶ったこと
そして後に我が身を売って得た現金を投じて、5人の獣達を調べ上げた
執念の名前と住所が細かい文字がびっしりと綴られていた。
{あいつらはお母さんにこんなひどいことを・・・・・・}
怒りに煮え滾る ともみはあの獣どもに必ず死の制裁を加えてやると決意した。
そして ともみは自分名の ともみと ももこのも、明菜のな、母の実名である
美香のみを併せて”もなみ”と改めた。
ここに復讐の”もなみ”が誕生した。
「それはともかく 過去も未来も」
「私の思いだけで変化させられるものなのか試してみよう」
「そうすれば究極の疑問も・・・・・・・
・・・・きっとこの理解が正しいことが証明できるわ」
{過去を変えると戻すのが面倒だから まずは近未来を変えてみよう}
ももこは元の宇宙に戻りバーチャル体験マシンに横たわった自身の呼吸を
自から意思で止めた。
心臓の鼓動はだんだんと遅くなり、9分後には完全に停止した。
あと30分もすれば脳細胞も死滅するだろう。
{ごめんね 明菜ちゃん 美香ちゃん さようなら・・・・}
バーチャル体験マシンのモニター画面には ももこの脳細胞が死滅していく
様子がリアルに投影され続けた。
錯乱の白から怒りのグレー、次に至高のピンクに変わり最後は左脳から活動
停止の黒が浸潤し始め、右脳そして小脳まで拡大し蝕んでいった。
50分後には脳全体が漆黒に支配された。
ももこは自らの未来を脳死へ導いて閉じたのである。
明菜は只ならぬ気配に浅い眠りから覚め その様相を呆然と眺めていた。
時間は ももこが時空の旅へ出かけた時から僅か2時間も経過していない。
我に戻った明菜は泣きながら110番にその旨を伝えた。
7分もしないうちに、パトカーと救急車が到着し8~9の男性が無遠慮
に押し入ってきた。
駆けつけた検視の医師により、その場で ももこの心肺停止が確認された。
そして明菜は午前0時49分に殺人容疑で緊急逮捕された。
その後留置所では連日精神的拷問に近い過酷な尋問を受け、遂に捜査官が
筋書きを描いた計画的悪質殺人(第一級殺人罪)を認めサインした。
公判の法廷では更に明菜の人格も基本的人権までズタズタにされた。
「被告 沢口明菜は、被害者である西崎ももこを自分で特注した特殊SM
マシンに縛り付け、大量の薬剤を浣腸した上に過度の性的刺激を与えて
被害者である西崎ももこを心不全に陥れた」
「その動機は極めて身勝手な嫉妬心でありーーーーーーーーーーーーー」
検察側の論告・求刑は1時間にも及び、その間にも、倒錯した性癖、SM、
浣腸プレイ、同性愛、身勝手な嫉妬心、など50回以上も繰り返し執拗に
強調された。
まるで浣腸嗜好の変態男が明菜に擬似浣腸拷問を課しているようでもある。
「ーーーーーーよって被告 沢口明菜の極刑を求むるものであります」
横浜地方裁判所第9法廷は、最初の裁判員裁判での極刑裁判と言うことで
市民裁判員やマスコミ、多数の傍聴人の好奇の視線と熱気でどよめいた。
その後の国選弁護人側が法律上の弁護意見を述べても誰一人として明菜
のえん罪を疑う者はいなかった。それは無理もない話だった。
検察官の巧みな情報漏洩操作によりTVや有力新聞も一面で扱うほど公判
は注目され加熱しており、劇画調の冒頭陳述に明菜の自白も取ってあり、
有罪の無罪よりで世間の興味は極刑か終身刑かの予想で持ち切りだった。
あるF系TVは特集番組で美人同性愛女性のSMや浣腸プレイその果ての
嫉妬による計画殺人と冠した90分再現ビデオまで製作し視聴率をオーム
事件以来の事件で初めて更新していた。
特番の中盤ではどこの局でも判を押した様に、無名の大学教授が出演し
SMや浣腸プレイに走る捩れた心理を自信たっぷりに解説していた。
明菜は第1回公判が終わった日の夜更けに、拘置所の薄汚い毛布を頭から
被り、口で裂いた服を喉に詰め込んでえん罪を背負ったまま命を絶った。
{ももちゃん ごめんね}
{明菜もすぐ其方に逝くからね!}
すでに涙も涸れ果てた明菜を救うかのように優しく安らぎが包んだ。
美香は明菜のえん罪を知るだだ一人の証人だっが、明菜を庇うほどに世間
の嫌がらせが増徴していき、病院にまで及ぶ至り勤先の病院の理解あった
医長にまで依願退職を迫られた。
美香は止む無く逃げるように病院を去った。
ーーーーーーーーーーーーー35年後ーーーーーーーーーーーーーーーー
35年前に看護士の職を失った美香は、世間の目を逃れ野草のようにひっそ
りと山奥で息を殺して暮らした。
それでも明菜と ももこのSMと浣腸プレイに加わった変態ナースとの噂は
15年経っても週刊誌やネット上で取り扱われ中傷に晒され住まいまで追跡
され転居も数えきれないほどだった。
ある嵐の夜、5人の若い男に押し入られ縛られて大量グリセリン浣腸をされ
前と肛門を同時に犯されされた挙句に、なけなしの僅かな退職金の残金まで
奪われた。
更に運悪く皮肉にもその男達の精液により妊娠までしてしまったのである。
堕胎する費用もなく、ひとり山奥のあばら屋で女児を出産した。
その後の人生もは幼い女児を抱えた住所なき若い母親のは、想像を絶する
壮絶な苦難が待ち受けていた。
17年後 美香は長年の苦労も祟り肝臓癌を患い苦しんだ末に他界した。
ともみと名付けられた、美しい娘は母美香の遺留品の整理をしている時に、
17年前に母親を縛り上げ浣腸プレイの果てに交互に肛門まで犯している
5人の獣達の写真を見つけた。
そこに同梱された小さな手帳には、明菜とももこの友情のことや、無実の
明菜が母親の本名である美香を庇護したまま拘置所で自ら命を絶ったこと
そして後に我が身を売って得た現金を投じて、5人の獣達を調べ上げた
執念の名前と住所が細かい文字がびっしりと綴られていた。
{あいつらはお母さんにこんなひどいことを・・・・・・}
怒りに煮え滾る ともみはあの獣どもに必ず死の制裁を加えてやると決意した。
そして ともみは自分名の ともみと ももこのも、明菜のな、母の実名である
美香のみを併せて”もなみ”と改めた。
ここに復讐の”もなみ”が誕生した。