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Channel: 病院でお浣腸されちゃった
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宇宙と運命の支配者

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地下深くに退避した政府関係者1万人も地上からの放射線に晒され免疫力を落とした
ところに疫病が蔓延しほどなく全滅した。
月に移住していた500人は地球からの補給が途絶えても、数ヶ月間は自給自足で命
を長らえたが、食料の奪い合いで分裂し最後は全員餓死という悲惨な結末となった。
皮肉にもそれはキリスト教とイスラム教の対立の副産物であるとも言えた。
そしていつまでたっても身勝手な人類への偉大なる神の審判であったとも解釈出来た。
10年後核と火山の冬は終り、再生した美しい地球には可憐な草花が咲き誇り大草原を
埋め尽くし、まさに地上の楽園となっていた。

・・・・・・・{やっぱりそうなんだ}
{この世界もわたしの思いが創り出した現実なんだわ}
ももこは呼吸を止めて、脳死に至る寸前に時空を通り越し、自分があの場で死んだ
場合いの未来を見届ける旅に出ていた。
主を失った ももこの世界は急速に収縮してしまい、僅か60年にも満たない歳月で
人類絶滅の悲劇を招いていた。
つまりこの世の現実は今を生きる個人、いや生命が創生したパラレルワールドなのだ。
いわばマイパラレルワールドである。
神と讃えられた偉大な指導者はより大きなマイパラレルワールドをもっおり、貧困で
餓死する人もそれなりのマイパラレルワールドをもっている。
勿論小さな虫でさえ小さなマイパラレルワールドをもっている。

そのなかで多様なパラレルワールドを行き来出来るものが素粒子であり、生命の思い
そのものなのだ。
生命の思いはある時は歴史を変え、またある時は未来も変える。
しかし所詮はその生命の思いが創り出したマイパラレルワールドのひとつにすぎない。

言い換えればマイパラレルワールドは、生命の思いに影響された素粒子の集まりであり
永遠に存在し続けることもあるし、生命の終わりに併せて突然閉じることもある。

しかし素粒子は生命の思いに影響されつつも誰かのパラレルワールド行き来して永遠に
存在し続けるのである。ここでは完全な絶対エネルギー保存の法則がなりたっている。

逆に言えば現代の量子論は不確定性理論主流となっているが、この理論は厳密には絶対
エネルギー保存法則を満たしていない、その理由も不明なくらい未熟な理論なのである。

究極は永遠に存在し続ける素粒子がパラレルワールドの土壌であり、その土壌に育つ草
木の一本一本が生命の思が創り出した、個々のマイパラレルワールドなのである。

つまり全宇宙を支配しているものは生命の思いであり、それらが創り出したマイパラレル
ワールドの集合体が現実宇宙なのである。
そしてのマイパラレルワールを構成しているものが素粒子であるという当たり前の結論に
たどり着く。

Hamlet: To be or not to be, that is the question. 
直訳:在るか無いかそれが問題だ
生きるべきか・・・・それが問題だ と言うHamletの葛藤も
マイパラレルワールは在りたければ在り、死を選べば無くなる
それは生命の思が創り出し自分のだけの宇宙なのだからどちらを選ぶも自由だし
全宇宙にとってはたいしたことではないと言うことなのだ。

ゆえに全宇宙にとって在るとか無とかの自問自答自体が無意味なことなのである。
それを物質支配の現実世界で言うと、まさにそれは色即是空、空即是色となる。

色とは色欲のことではなく、現実世界のありとあらゆる出来事であり
空とは空しい孤独ではなく、何も無い空間のことであり 
           何も無い空間というパラレルワールドのことなのだ
だからあなたのマイパラレルワールドも何も無い空間というパラレルワールドもすなわち
同じようなものだよ受想行識亦復如是と先人は説いている。


人間の疑問が永遠に続くことが意味のあるパラレルワールドを永遠に続かせることだから、
もし全生命の疑問がすべて解消し永遠の平安にたどり着いたときに、なにも無い空間という
究極のマイパラレルワールドが完成することになる。

なにも無い空間という究極のマイパラレルワールドこそ=無=空であり
空はまた全ての生命がマイパラレルワールド=色であり、それも思い様では空でもある

ここでだいじなことは無=空の空虚に呑まれ刹那的になるのではなく
生命活動の本性は、常に正しい生きる道を求め、最後は究極のパラレルワールド=無=空
へつ辿り着こうと絶え間ない努力を無意識にしている。
その現実を日々の生活を通して正しく見出すことが生きるということである。
それこそがすなわち色即是空、空即是色なのである。

多くの理論物理学者は、この宇宙の始まりは、なにも無い空間=無から突然に生じたという
がその無が、なにも無い空間という究極のパラレルワールドであるという真実に気づき数式
で予言し、さらにそれを証明できるまでにはもう少し時間を要するだろう。
それが解けたとしても疑問のすべて解消たわけではなく、ここからがまた別次元の疑問が新
たにはじまるだけにすぎない。
こうして究極のパラレルワールド=無=空に辿り着こうとする生命の旅は永遠に続くだろう。
・・・・・・と ももこには思えた。
・・・・・・・・・・すでにそんな疑問⇒答えなど どうでもいいことだった。

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